バーディー探鳥会の報告:平成23年度(2011)上半期
バーディ大阪南港野鳥園
- バーディに初めてご参加の2家族とU50から大勢が参加。残念ながらチドリの仲間は確認できなかったものの、アオアシシギとコアオアシシギの比較に挑戦したほか、西池の杭に止まるミサゴのようすをじっくりと観察。はばたきの丘ではコサメビタキやオオルリ(♂成鳥、♂若鳥、♀)を確認。鳥合せ後は、日本鳥学会参加で来阪された財団本部・佐藤理事長としばし交流。
バーディ石川
- 小雨の中、総勢12名が集合。石川定例探鳥会に合流し、川沿いを1つ手前の汐ノ宮駅まで探鳥しました。途中、子育てするツバメや、電線に止まるシジュウカラ、カワラヒワを観察。農耕地では、田んぼで採餌するサギ類やコチドリ、セグロセキレイなどを観察。オオヨシキリやヒバリがにぎやかでした。昼食休憩後に、全員でサギのコロニーへ。皆さんの熱心さのせいか、この頃には雨も上がり、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ゴイサギ、アマサギの子育てのようすをじっくり観察できました。
バーディ 大津川河口
- 春の風物詩でもあるシラスウナギ漁の漁師さんの姿を見ながら、川の左岸を河口へ進む。忠岡漁港では漁船に止まるイソヒヨドリの♂と♀を観察。河口の干潟にはチュウシャクシギの群れ。ヤマトオサガニのユーモラスな姿も間近で観察。例年多く見られる、トウネンやハマシギの姿がなく、さびしい限り。キアシシギやコアジサシが見られたのがせめてもの救い。昼食後、「きららセンタービル」に移動しハヤブサを観察。ホテルのロゴ上で♂のきららと♀のそらがツーショットになったり、展望室の窓の方に向かって飛んでくれたり、ドバトを猛スピードで追いかけたり。またパソコンの画面で、白くてかわいい4羽のヒナのライブ映像も・・・。皆さんにハヤブサの魅力をたっぷり味わっていただけたのでは。
馬見丘陵公園
- 夜半から降りだした雪で、辺り一面すっかり雪景色。昼過ぎまで雪との予報にも拘わらず16名が参加、降りしきる雪の中、取り敢えずスタートした。しかし、木々の枝や葉っぱ、地面の草地は全て雪に覆われ、鳥の姿は極めて少ない。そんな中でも、緑道では雪雲をバックにオオタカが飛び、北エリアでは数羽のシメ。中央エリアへ向かう途中ではビンズイが現れた。雪を避けて東屋で昼食をとったあと、下池でカワセミやカモの仲間を観察。池の淵に架かる木道下には、雪の無い貴重な草地があり、お腹を空かしたアオジやビンズイが、人目を恐れず、餌を啄む姿が愛らしかった。終盤には雪も止み、水墨画の世界が本来の景色に変わるころ、シジュウカラが囀り出し、春の兆しを感じることも出来た。43種も出現し、滅多に体験できない雪中探鳥会となった。