平日探鳥会の報告:平成19年度(2007)

平成19年12月19日()

天候:

観察種数:47

案内

北嵯峨

  • 大覚寺山門前の小川で、イカルの水浴びを見る。大沢池ではヒドリガモ、嵯峨野池下の小さな池でヨシガモのエクリプス個体が2羽いた。広沢池への道の田畑にモズやケリを、後宇多天皇陵の所ではエナガ、シジュウカラの混群やシロハラが見られた。池干し広沢池のヨシの茂みから出てきたクイナ、ヒクイナを見た方が数名、イカルチドリ、タヒバリ等も見られた。鳥合わせ後にハヤブサを、帰路途中の田圃の中にタマシギペアを観察。北嵯峨の豊かな里山を後にしました。

平成19年11月21日()

天候:

観察種数:37

案内

山の辺の道

  • 2年ぶりの山の辺の道探鳥会となり、お天気も晴れ。古道を歩くには最高の日和になりました。まず、崇神天皇陵ではオシドリやマガモ等のカモ類をユックリ観察することができた。今年は前回に比べて数が少ないように思える。その後、カラスに追われたオオタカの♂♀や、越冬にやってきたニュウナイスズメやツグミ、シメ等も見られた。しかし、なんと言っても、道端で売っている野菜や果物が参加者には鳥と同様に興味があったようだ。今回も前回に引き続き、買い物ツアーとなっていたが、晩秋の大和路を景色と鳥で感じることができた一日でした。

平成19年10月24日()

天候:快晴

観察種数:

案内

神戸・菊水山/ムギマキ

  • 超快晴。早々にムギマキに会えた。雄は図鑑通りの美しさ。カラスザンショウが豊富な山で、どの樹がその時期の旬なのか地元の方にも伺った。羽ばたきながら採食するヒタキ達と、メジロ達との動きの違いが面白い。先着のムギマキやキビタキ雄が居ても、後から気の強いキビタキ雌が来て皆を蹴散らし占領する様子はヒヨドリのよう。解散後は、頂上に上がって絶景を楽しむ人、下山途中に再度ムギマキを楽しむ人など思い思いに過ごした。

平成19年9月19日()

天候:

観察種数:26

案内

萩谷公園、タカ渡り探鳥会

  • 残暑厳しい中、萩谷公園にて、タカ渡りを観察。高度を飛ぶ豆粒のようなタカを見つけ、追跡するのは至難の業でしたが、単独で通過していく個体、数羽まとまって行く群れ、20〜30、それ以上の群れによる通過やタカ柱も見られ、そのたびに歓声があがった。本格的なタカ渡りが始まったようです。今日の探鳥会では「高槻ホークス萩谷調査隊」の方々にもご尽力いただきましたこと、お礼もうしあげます。

平成19年8月22日()

天候:

観察種数:12

案内

平城宮跡ツバメのねぐら

  • 事前の情報によると、今年はヨシの生育が悪く、ツバメの数が例年に比べ少ないとのことであったが、18時30分頃からツバメがぼちぼち集まりだし、19時頃には約5千羽程度に達する。ヨシに止まるまでの約10分間、上空を乱舞したり、ヨシ原低くを旋回する様は、壮観の一言。ツバメが旋回する度に歓声が上がる。ツバメがヨシに止まっている様子も全員が確認できた。この光景に感動したという参加者が何人もおられた。

平成19年7月18日()

天候:

観察種数:

案内

京都御苑/アオバズク

  • 今年は宗像神社、梅林、バードバス西側の松ノ木の巣箱の3ヶ所に営巣していた。
  • 祇園祭の山鉾巡行の日には、例年だと宗像神社では巣立ちしていて、親子で5羽〜6羽は観察できたが、今年は雨が続いた為、雛に十分餌を与えられなかったのか、巣立ちしていたのは1羽だけであった。
  • それでも梅林やバードバス西では宗像神社よりも近くから観察でき、合計7羽をじっくりと観察できたので、参加の皆様にはご満足頂けたのではないでしょうか。

平成19年6月13日()

天候:

観察種数:31

案内

曽爾高原

  • ?爽快な天候の下、名張駅から太良路へは青蓮寺川沿いを往復するバスに参加者全員が着席でき、バスの車窓からヤマセミのほか鹿や猿なども確認した。東海自然歩道では、わかりにくい標識に、急な勾配を繰り返す別のルートへと迷い込み、一同不安が広がるが、運良く事なきを得て胸をなでおろす一幕も。曽爾高原では目的に掲げた2種のうちコヨシキリには会えなかったがホオアカは全員が何度も観察できた。皆様、本当にお疲れ様でした。

平成19年5月31日()

天候:

観察種数:20

案内

植物・大阪市大植物園

  • 大阪市大植物園は25.6haと甲子園球場の6個分の広さ、そこに6700種(品種を含む)の植物が植えられている。午前中は植物園の方に、植物の説明を聞きながら園内を一巡、今が旬の水生植物(温帯スイレン・ジュンサイ・アサザ)、日本の代表的な樹林型毎に植栽された林でハシドイ・アワブキなど木の花や、林床に咲くササユリ・イチヤクソウなど、そして市大植物園名物のメタセコイアなどを観察した。午後からは幾分コースを変えながら野鳥の観察、林の中から聞こえるメボソムシクイ・キビタキ・ウグイス・ホオジロなどの声を楽しんだ。

平成19年5月16日()

天候:

観察種数:35

案内

武田尾

  • 初夏の季節のさわやかな日になった。渡りの鳥たちの出現に期待をふくらませて、武田尾駅に降りると、さまざまな鳥のさえずりが聞こえた。特にオオルリは行く先々で出現し、目の前でゆっくりと観察することができた。残念ながらキビタキ,サンコウチョウは見られなかったが、新緑の中で聞く鳥たちの合唱は最高でした。

平成19年5月10日()

天候:

観察種数:28

案内

妙見山

  • 探鳥会スタート時にポツポツ降り始めたが、参加者が予想以上に多く実施した。雨の中でウグイスのさえずりが響き、ケーブル下までにキセキレイ・ホオジロ・モズ・カワラヒワなど里の鳥の姿やキジ・イカルの声を楽しんだ。ケーブルで上ると山は昨年に続いての霧、ヒガラ・シジュウカラなどのさえずりはするも、お目当ての夏鳥の声がないままに終わった。山頂の星嶺会館をお借りし昼食・鳥あわせ、参加者全員が自己紹介と近況報告の後、解散とした。雨が上がったので初谷コース組とケーブル組とに分かれ下山、初谷組はオオルリ・サンショウクイなど13種の鳥を追加観察したとのこと、一方ケーブル組はホオノキなど木の花やチゴユリ・ギンランなどの野草を楽しんだ。

平成19年4月18日()

天候:

観察種数:46

案内

三川合流

  • 6年ぶりの三川合流背割堤、桜並木(1.4Km)花見時も過ぎて堤の下草原一面カンサイタンポポが咲く木津川沿いを歩く。ニューナイスズメの群れが名残り桜の蜜求め飛び回る。ツバメは低く、アマツバメ上空、ダイサギ7羽下流から上流へ飛行。葦原の木にホオジロ、ウグイス、剣先の草地にツグミ、アオジ、カワラヒワ。ヒバリも囀り舞い上がる。キジ、コジュケイの声も。宇治川にコガモ、右の銀杏羽が無いオシドリ、ヨシガモ、ヒドリガモ。鳥合わせにヒレンジャクも参加。

平成19年3月14日()

天候:

観察種数:45

案内

平城宮跡・水上池

  • 暖かい日差しが戻ってきたが、風の冷たい中での探鳥。梅林から少し中に入った葦原で、数名の人が運よくアリスイを見る。上空ではヒバリが声高く囀り、カラスに追われたオオタカ、地上では個体差のあるツグミがあちこちで見られた。水上池ではオシドリ、ミコアイサの♀、ヨシガモ♂も見られ、カワラヒワの群れに混じったアトリやルリビタキの♂♀など、盛りだくさんの出現に、みなさん満足して帰路につかれたことと思います。

平成19年2月21日()

天候:

観察種数:40

案内

嵐山・亀山公園

今日のお目当てはクロジとウソ。保津川沿いに水辺の野鳥を観察しながら、亀岡公園に向かう。2月というのにぽかぽか陽気で少し汗ばむ位の気候。手元の温度計では20度を示す。中央広場に到着すると、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラなどカラ類の混群の出迎えを受ける。中でも、ヒガラの数は一際目立つ。昼食後はクロジ探し、少し見にくかったが、ほぼ全員が見ることができた。ウソは見られず少し残念であったが、40種の野鳥と出会えてまずまずの探鳥会だった。