鳴く虫のコーラスを聴く夕べ報告

 9月8日()、淀川の河原で鳴く虫のコーラスを楽しみました。日が沈み辺りが薄暗くなると、虫たちが鳴きだします。「コロコロ・・・・リー」と鳴くエンマコウロギや「ルー ルー ルー」と鳴くヒロバネカンタンなどをバックコーラスに「チンチロリン チンチロリン」と鳴くマツムシの鳴き声が河原一面に響きわたります。この3種の鳴き声に圧倒されてか、他の虫たちの鳴き声は殆ど聞きとることはできません。しかし、網を振ってみると、ササキリなどキリギリス類が沢山入っていましたが、キリギリス類の鳴き声は周波数が高く聞き取り難いのが原因です。(キリギリス類の周波数は10khz以上の種類が多く、人間の場合20才以下の若い人の可聴限界は16khz位で、それは年齢とともに低下し、50才台では10khzの音が聞こえない人が増えていると言われています。)昼間では味わうことのない、心地よい川風を頬に受けながら、夜の淀川の幻想的な光景の中、虫たちのコーラスを堪能した一時を過ごしました。

(参加者20名)

     声、姿を確認した虫

1.エンマコオロギ 2.マツムシ 3.カネタタキ 

 4.ヒロバネカンタン 5.ホシササキリ

● 声だけ聞いた虫

 6.シバスズ 7.ハラオカメコオロギ 8.クマコオロギ 

● 姿のみ見た虫

 9.ツユムシ 10.コバネササキリ 11.クサキ

 リ 12.クビキリギス

報告:中野 勝弥