男里川
ダイハン   トリメイ     (自動ジドウケイサン) 2013.10.26 2013.11.23 2013.12.28 2014.1.25 2014.2.22 2014.3.22
26 オカヨシガモ       10 14  
27 ヨシガモ       1 1  
28 ヒドリガモ 83 40 10 100 70 150
30 マガモ 3 5 6 6 2 10
32 カルガモ 1 1 2 2   2
35 オナガガモ         2  
38 コガモ 28 22 28 95 60 22
62 カイツブリ     2      
64 カンムリカイツブリ       1 2 1
66 ハジロカイツブリ         1  
74 キジバト 6 2 2 3 2 3
127 カワウ 39 6 5 3 2 3
144 アオサギ 8 1 4 5 1 2
146 ダイサギ 2 2   1 1 4
148 コサギ 1 3 3 6 3 5
195 ケリ         2  
199 ダイゼン 2          
202 イカルチドリ 21 7 6 8 8 3
203 コチドリ           8
204 シロチドリ           28
205 メダイチドリ 1 2        
225 オオソリハシシギ 1          
230 ダイシャクシギ 1          
244 イソシギ 5 4 3 3 3 4
261 ハマシギ 7   1     5
286 ユリカモメ 30 23   1 1  
287 ズグロカモメ   2        
293 ウミネコ 4 27 1 3 6 2
294 カモメ         6  
299 セグロカモメ 6 6 7 3 11 10
301 オオセグロカモメ   3 2 2 3  
339 ミサゴ 2 1 1 1 1 1
342 トビ 1 3 1 1 1 2
356 オオタカ       1    
383 カワセミ       1 1  
401 チョウゲンボウ       1    
420 モズ 3 1 1 1 1 1
435 ハシボソガラス 14 8 2 3 6 3
436 ハシブトガラス 11 2 3 1   1
445 シジュウカラ         2  
452 ヒバリ 6 10 55 12 50 35
455 ショウドウツバメ 7          
457 ツバメ           4
463 ヒヨドリ 2 5 2 4 2 1
506 ムクドリ 21 18 6 33 40 8
525 ツグミ         6 5
549 イソヒヨドリ 4 3   5 2 2
569 スズメ 26 67 60 20 70 10
573 キセキレイ         1  
574 ハクセキレイ 4 3 3 8 4 7
575 セグロセキレイ 5 5 3 2   5
584 タヒバリ         1 3
587 カワラヒワ 8 8 1   5 5
610 ホオジロ   1 7 1 4  
617 カシラダカ   10   1 4  
624 アオジ   3 5   2 2
628 オオジュリン     10 1 1 10
ドバト
    シュスウ合計ゴウケイ(自動ジドウ計算ケイサン) 34 34 31 38 43 36
3月22日
先月とほぼ同じ位の個体数のカモが残っており、河口内よりも海上での数が多く見られました。
先週までいた、ホウロクシギは抜けてしまったようで残念でしたが、コチドリ、シロチドリ、ハマシギが入っており、いよいよシギチのシーズン到来を実感しまた。新たにどんなシギチと出会えるか来月が楽しみです。
ヨシ原ではオオジュリンが、ヨシの茎に付着している何かをしきりに食べている姿が見られ、中には頭が少し黒くなりかけている個体もいました。何を食べているのか、ヨシを数本採取し調べて見たところ、ヨシの節部付近には茶色い色をした、カイガラムシ?のようなものが付着しており、これをエサとしていることを全員で確認しました。
水面すれすれを飛び交うツバメの姿があり、ハクセキレイやセグロセキレイ、イソヒヨドリのさえずりも聞かれ、季節の移り変わりを感じました。
目玉になる野鳥との出会いはありませんでしたが、前半は少し風があり肌寒く感じましたが、昼前には風も止みボカポカ陽気となり、磯の香りが漂よう気持のいい探鳥会でした。
体調を崩され少しお休みされていた、リーダーの坪内さんが久方振りに参加され、お元気そうなお顔を見せていただきました。しかし、ご本人からの希望もあり、4月から男里川のリーダーを退かれることになりました。長い間お疲れさまでした。いつまでもお元気で過ごされることを心より願っています。
2月22日
先月同様、河口付近では多くのカモが見られ、海上にはオナガガモやハジロカイツブリ、カンムリカイツブリが見られた。
ヨシの葉鞘が落ち、セッカやホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリンがエサを食べている姿がよく観察できた。
河口付近では珍しいキセキレイの姿もあった。
今日は風もなく穏やかな天候で、今年度最高の種類数と個体数で、参加者の皆さんは驚かれた様子でした。
1月25日
駅から現地集合場所に到着すると現地集合の参加者が元鷺山跡地の樹木に止まっているオオタカを望遠鏡に入れ駅集合組みを待ってくれていた。新しい年始めの探鳥会としては上々のスタート。全員で暫らくオオタカを観察した後男里川へ向かった。河口に到着すると、ここでは多くのカモが見られ海岸沖にはカンムリカイツブリの姿も。カモは、ヒドリガモ100羽。コガモ95羽の他男里川では比較的珍しいオカヨシガモやヨシガモも見られた。うど橋上流側の堆積土砂の撤去工事が始まっており、ホオジロ類などの小鳥の姿は少なかったが、久し振りにカワセミも出現した。鳥合せ終了直前にチョウゲンボウが出現し探鳥会を締めくくってくれた。今日は風も無く暖かい気候で、多くの野鳥と出会え参加された皆さんは満足された様子でした。
12月28日
男里川に向かう途中のグラウンドで、50羽を越えるヒバリが群れで採餌している姿が見られた。
男里川に到着すると、野鳥の姿は極端に少なく、全体がひっそりとした感じ。特にヒドリガモの個体数は極端に少ない。
気温が低く、おまけに時折霰が降るなど、探鳥の条件としては、最悪の状態。
種類こそ30種類を確認したが、個体数は極端にに少し、今年最後を締めくくる探鳥会としては少し期待外れであった。
悪天候にも係わらず参加いただいたみなさんお疲れ様でした。
11月23日
・今年もズグロカモメ2羽(若)の飛来を確認。他のカモメ類の群れから外れ、干潟上空を低く飛びまわり、カニを捕まえると、干潟に下りて食べる様子が観察できた。

・先月に比べカモメ類の数も増え、セグロカモメとオオセグロカモメが並んでいたので、両種の違いがよくわかった。

・中州で休んでいるイカルチドリは、堆積した玉石と同じ色をしており、その姿を探すのは宝さがしのようだった。ここでイカルチドリが潜んでいることが分からなければ、多分見逃して通り過ぎてしまうだろう?
 また、先月確認したダイシャクシギは、越冬するのではと予想されていたが、先週末よりその姿は見られなくなっている。もう抜けてしまったのだろうか?

・ヨシ原にはホオジロ類の小群が入っていたが、ヨシの葉がまだ落ちてないため、姿を見るのには苦労したが、ホオジロ、カシラダカ、アオジの姿はなんとか確認できた。

・今日は風もなく穏やかな日和で、干潟に遊びに来ていた地元の女の子3人(中学生)に野鳥に興味を持ってもらうため、望遠鏡ををとおしてカモメ類やカモ類を見てもらった。これを機会に、野鳥に関心をもち、また来てくれるといいのだが。
10月26日
・シギやチドリのシーズンが過ぎ、その姿は少なくなったが、先月確認したダイシャクシギとオオソリハシシギは今月も見られ、ひょっとすると越冬するのでは?との期待も膨らむ。
・カモ類は先月に比べると随分と数が増えてきた。殆どのカモはエクリプス状態で、特にコガモのオス・メスの識別は難しい。
・探鳥会が終った直後から、ユリカモメやウミネコ、セグロカモメの群れが次々と飛来し水面に浮かび始めた。来月になるとズグロカモメの姿も見られるかも知れない。
・探鳥会中、常識では考えられない光景を目撃し、参加者全員唖然とした。どこから進入してきたのか、1台の四輪駆動車が河原や干潟内を走行し、再び上流方向へ走り去った。干潟には、くっきりとタイヤ後が残されていた。
・前日までの雨の影響か、激流で水量も多く、普段とは全く異なった男里川の様相を呈していた。・
ダイハン   鳥名     ジドウ(自ケイサン動計算) 2013.4.27 2013.5.25 2013.6.22 2013.7.27 2013.8.24 2013.9.28
28 ヒドリガモ           7
32 カルガモ 1   6 9    
38 コガモ 4          
74 キジバト 2 4 4 10   5
127 カワウ 3 3 3 15   20
144 アオサギ 3 2 4 5   3
146 ダイサギ 4 1 1 9   1
148 コサギ 6 2 6 13   5
195 ケリ   3        
197 ムナグロ           1
199 ダイゼン           1
202 イカルチドリ       7   15
203 コチドリ 6 1 1     1
204 シロチドリ 21 6 5 25   2
205 メダイチドリ 4 2 1 1   1
206 オオメダイチドリ           1
225 オオソリハシシギ           1
227 チュウシャクシギ 27 5 1      
230 ダイシャクシギ           1
241 キアシシギ   10   7   4
244 イソシギ 2   1 1   8
246 キョウジョシギ 3 4        
247 オバシギ           2
249 ミユビシギ           1
251 トウネン 1         6
261 ハマシギ 30         3
286 ユリカモメ           1
293 ウミネコ   1 11 50   13
299 セグロカモメ 2          
307 コアジサシ   30+ 5 1    
339 ミサゴ           1
342 トビ 1 1       1
420 モズ           2
435 ハシボソガラス 3 2 6 3   3
436 ハシブトガラス 4 1   2   6
452 ヒバリ 6 5 3 3   8
455 ショウドウツバメ           1
457 ツバメ 18 20+ 11 30   5
463 ヒヨドリ 1 1       3
464 ウグイス 1          
506 ムクドリ 7 6 20 3   7
525 ツグミ 1          
549 イソヒヨドリ 2 1   2   5
569 スズメ 10 12 12 20   5
574 ハクセキレイ 2 3 6 5   4
575 セグロセキレイ 1          
584 タヒバリ 1          
587 カワラヒワ 4 4 1 1   2
    シュスウ合計ゴウケイ(自動ジドウ計算ケイサン) 33 26 22 24 0 38
9月28日
シギやチドリの渡りも終盤にさしかかっていることから、今月はシギやチドリを中心に観察し、10種類以上のシギやチドリと出会えることを目標に現地へ向かいました。河口部に着くと台風18号の影響か水際には多量のペットボトルなどの漂着物が目立ちますが、目的のシギチはシロチドリのみ。ここでの観察はほどぼどにし上流に向かいます。樹木の伐採跡が干潟状になっているところでは、大量の土砂が堆積し、干潟状の面積が半分位になっていましたが、ここでは、イカルチドリ、メダイチドリ、オオメダイチドリ、トウネン、ハマシギ、キアシシギ、イソシギ、オバシギを確認。メダイチドリはゴカイ類をオオメダイチドリは主にカニ類を捕食していました。オオメダイチドリとメダイチドリの識別のヒントになったかも知れません。対岸の河口より南側の浜では、ムナグロ、ダイゼン、キアシシギ、イソシギ、ミユビシギ、オオソリハシシギ、ダイシャクシギを確認。ダイシャクシギは近くまで近寄ってくれましたので、ジックリと観察することができました。目標としていた、10種をクリアし、15種のシギやチドリを確認しました。シギチの他では、ショウドウツバメやヒドリガモも飛来していました。参加者の皆さんは多くのシギやチドリと出会え、満足されたご様子でした。来月はカモ類の数が増えてくるでしょう。
8月24日
雨天のため中止
7月27日
今日のメインは清掃。両岸とも例年に比べ投棄ゴミは少ない。満潮時刻と重なり漂着ゴミも少ない。翌日は地元の「里川の干潟を守る会」が右岸の海岸部を清掃されるので、左岸側のペットボトル類や空き瓶・空き缶を中心に回収。結果は、ペットボトル類3袋・空き缶・空き瓶1袋を回収。もうシギチの渡りが始まっているのか、シロチドリ、メダイチドリ、キアシシギなどの姿があり、上流で繁殖していたイカルチドリも帰って来ていました。来月はシギチドリとの出会いに期待です。
6月22日
シギやチドリが通過した男里川は野鳥の種類が少なくなり、少し淋しい感じがしましたが、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、チュウシャクシギの姿が見られました。
シギやチドリがいなくなった干潟はカニ天国で、多種・多様なカニが干潟一面をビッシリとうごめいています。
今日は野鳥観察に加えカニウォッチングを楽しみましました。参加者一人ひとりがバケツバケツを持ってカニ捕りに挑戦です。動きの早いカニを捕まえるには一苦労しましたが、バケツの中には沢山のカニが入っていました。
捕まえたカニの種類を皆で確認したところ、シオマネキやハクセンシオマネキ、ユビアカベンケイガニなど12種類のカニが見つかりました。参加された皆さんはカニの種類の多さとともに個体数の多さにもびっくりされていました。
カニの観察を通して、この多くのカニ達が、シギやチドリの餌として大切な役割を担っていることを再確認した探鳥会でもありました。

【今日見たカニの種類】
1.モクズガニ 2.カクベンケイガニ 3.ケフサイソガニ 4.タカノケフサイソガニ 5.アカテガニ 6.クロベンケイガニ 7.ヤマトオサガニ 8.ハクセンシオマネキ 9.シオマネキ 10.ハマガニ 11.アシハラガニ 12,ユビアカベンケイガニ
5月25日
男里川定例探鳥会は今月で、200回を迎えました。100回目は2004年5月22日で、当時のリーダーは長谷川 道雄さんが務めておられました。100回と200回が共に5月とは、偶然の事でしょうか?何か因縁めいたものがあるように感じられます。200回はあくまで通過点。これからもスタッフ一同継続してがんばりますので、今後ともよろしくお願いします。

シギやチドリの渡りのピークが過ぎた男里川は、先月に比べ随分と種類・個体数が減っていましたが、先月見られなかったキアシシギが見られましたたが、何故か常連のイソシギの姿はありませんでした。

海岸部の水際ではコアジサシがダイビングして小魚を捕らえ、岸で待機するメス(?)に小魚を運ぶ光景が随所で見られ、プロポーズが成立したのか、交尾するシーンも見られました。河原では多くのツバメが飛び交い、干潟部で巣材の泥を集めている姿も見られました。

また、干潟部では多くのカニたちが活発に活動するようになり、ハクセンシオマネキの独特の求愛ポーズがいたるところで見られました。男里川はいよいよカニ天国の到来です。
来月は野鳥の姿も少なくなるので、カニの観察を中心に行う予定にしています。「たくあん」を餌にした、カニ釣りも行う予定です。ご家族で是非ご参加ください。
4月27日
毎年この時期、河口部は潮干狩りの人で賑わうのだが、今年は幸い(?)にも貝毒の影響か潮干狩りをする人は殆どいない。そのためか、シギやチドリは海岸部や干潟部を自由に飛びまわって餌を探していた。今月はシギやチドリとの出会いに期待してか、いつもより参加者が多い。そんな参加者の期待に応えるかのように、30羽近いチュウシャクシギやハマシギの群れ。夏羽のトウネンやメダイチドリが出現し楽しませてくれた。チュウシャクシギがカニを捕まえ、放り投げる様に脚をもぎとり食べる様子も見られた。カモやカモメ類、ツグミなどの冬鳥の姿は殆ど見られなくなり、季節の移り変わりを実感した。今日は野鳥の羽に興味のある2家族の参加があり、探鳥会終了後スタッフの坪内さんを講師に、希望者で仮剥製などを教材に羽の勉強を少し行った。散歩中の方も飛び入り参加され好評だった。来月はコアジサシなどの夏鳥にも出会えるだろう。また、来月は200回目の探鳥会を迎えます。