「堺第7−3区二次処分地」は、現在大阪府が処分地として管理していますので、許可がなければ入場できません。

活動の報告と予定

本年度の樹木伐採作業は終了しました。

次回鳥類調査日 4月26日(木)小雨決行 集合:石津川駅前9:00 調査:9:20〜16:00

2012年3月22日(木) 晴

鳥類調査の特記事項
  • 調査時間:9:20〜13:20 調査者:6名
  • チュウヒが調査中に3回出現した。白色タイプの♂1羽 S、T、X、Z、W、Yポンドエリアで探餌飛翔が観察された。
  • 一般鳥類34種の内、猛禽類はミサゴ、ノスリ、チョウゲンボウ
  • 昨年10月より樹木を伐採したQポンドの一般鳥類の出現種、ヒヨドリ、モズ、キジバト、オオジュリン、ヤマシギ、ベニマシコなど。
  • 森林に遷移しているUポンドの一般鳥類の出現種キジバト、メジロ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ウグイス、キジ♂1、♀2など。
  • 南港野鳥園における3月のチュウヒ出現状況。
2日 4日 8日 10日 12日 15日 18日 23日 25日 29日
1個体 1個体 1個体 1個体 1個体 2個体 1個体 2個体 1個体 1個体

2012年2月26日(日)植樹祭での野鳥観察会の報告(支部長ブログもご覧ください。

開催趣旨

1月26日(日)は、「カムバックチュウヒ・プロジェクト」の舞台、堺市にある「堺第7―3区共生の森」の第9回植樹祭でした。

日本野鳥の会大阪支部が中高木を伐採している所は、共生の森の中でも「湿原・草原を維持する」とされている区画(Q池)で、今回植樹しているS山の東側にあり、違う区画である。

今回、日本野鳥の会大阪支部の役割は、植樹祭に参加したボランティアの人たちに、堺第7―3区にいる野鳥を見てもらうことでした。

1.観察会のための下見

10時に石津川駅に集合した11名の日本野鳥の会会員は4台の車に分乗して共生の森へ移動し、先ずZ池・Q池などで下見を行った。

お目当てのチュウヒは植樹祭終了まで観察できなかったが、植樹ボランティアで来ていた他団体の人が、チュウヒを1羽観察したとのことで、記録に入れた。

特記すべきはミサゴ、Z池では5羽同時に観察。その後も複数羽での観察は何回もあり、トータル10羽以上生息していることは間違いないと思われた。

また、ノスリとカラスのバトルも観察できた。

  
観察種は以下の通り、27種でした。

( )内のカウント数はZ池・Q池での観察個体数で、それ以外の場所では種の追加があればカウントしている程度の概数で、実際はこれよりも多かったと思われる。

カワウ、カルガモ(5)、コガモ(22)、ハシビロガモ(4)、ホシハジロ(16)、キンクロハジロ(5)、ホオジロガモ(1)、チュウヒ(1・上記)、ミサゴ(10)、ノスリ(1)、チョウゲンボウ(1)、オオバン(27)、タゲリ(5)、セグロカモメ(1)、キジバト(2)、ヒバリ(2)、ハクセキレイ(1)、ヒヨドリ(2)、モズ(1)、ジョウビタキ(2)、ツグミ(15)、ホオアカ(1)、カワラヒワ(6)、スズメ(46)、ムクドリ(200)、ハシボソガラス、ハシブトガラス

2.植樹祭参加者への野鳥観察案内

植樹祭参加者への野鳥観察案内は12時20分〜14時、植樹場所より西側のやや高台で行った。

植樹を終えた後、野鳥観察を希望して来た人に望遠鏡で鳥を見てもらったが、観察の主役となったのはミサゴ。

望遠鏡で見える距離にあるQ池東側の電柱にミサゴが常に止まっており、時には獲物の魚を食べる所をゆっくり見てもらうことができた。

野鳥観察に来た人数をカウントしていない(30〜40名程度で多くはなかった)が、望遠鏡でミサゴなどの鳥を見てもらったり、鳥写真のパネルを見たりして楽しんでもらった。

観察者に小学校低学年と思われる女の子に望遠鏡から離れない子がいたが、ずっと鳥に興味を持ってもらいたいものである。

3.植樹祭の様子

植樹祭参加者は植樹ボランティアに、主催団体ボランティアや日本野鳥の会大阪支部11名を含め355名とのことで、盛会であった。

大阪支部ボランティア11名の集合写真を添付したが、橋本支部長以下の支部メンバーと共に、日本野鳥の会本部にレンジャーとして採用決定したばかりMさんにも協力していただきました。

集合写真のバックは東側方向で、良く見えませんが植樹祭会場・高木伐採を完了したQ池、そして海をはさんでシャープ液晶工場となっています。

なお、支部長ブログには植樹祭の写真、動画、そして「大阪支部が高木伐採していること」と「植樹による共生の森づくり」の矛盾に対する答えなども載っています。

2012年2月24日(金)の調査と作業の報告  (作業場所 報告書  支部長ブログもご覧ください。

鳥類調査の特記事項
  • 天候:晴 調査者7名
  • 本日調査時にチュウヒが1個体確認された。10:56にUポンド上空で発見、その後、Q池エリアに移動する。旋回上昇し消失。
  • その他の猛禽類 ミサゴ(7)、トビ(1)、ノスリ(1)、ハイイロチュウヒ(1)、コチョウゲンボウ(1)、の5種
  • 一般鳥類 ハジロカイツブリ(1)、コガモ(10)、ホオジロカモ(1)、オオバン(37)、タゲリ(7)、ハクセキレイ(2)、ツグミ(14)、アオジ(1)、スズメ(18)、ムクドリ(180)、ハシボソガラス(4)、ハシブトガラス(2)、など(33)種
Q池(Qポンド)の樹木伐採
  • ニセアカシア林の前回の残りニセアカシア・センダンの2本、ニセアカシア林よりやや東側にあったセンダン(主幹が根に続いて露出している木)など5本、計7本を切った。
  • なお、No1ニセアカシアは2本立ちの幹の1本で、カラスの巣があった幹1本は11/11No7として高さ1m程で切っていた木で、今回は残りの幹1本を切ったものである。
  • 最北端にある高木はアキニレ・エンジュ・エノキ・シンジュなどであった。
  • 大阪支部班が先発隊として地上に潅木としてはびこっているノイバラなどを切り払った。
  • ニセアカシア林の伐採が終わった尊延寺班が到着し、大きな木は伝道ノコで伐採、中木は大阪支部班が手鋸で、合わせて21本を皆伐した。
  • アキニレにカラスの巣があった。巣材はハンガー・電線など人工物を利用していたが、ハンガーをどこから運んできたのだろう。
  • ○尚 3月〜9月までは樹木の伐採作業は行いません。

2012年1月20日(金)の調査と作業の報告  (作業場所 報告書

鳥類調査の特記事項
  • いずれも、同一個体で飛翔時、頭部が白く見える。
  • @10:07 Xポンド北東上空付近を、低く飛ぶ個体を発見、その後Z池南側草地に降下し消失する。
  • A11:57〜12:20 Z池上空付近で発見、南東方向へ飛翔し、Qを一周後北西方向に移動し、Z池を中心に旋回後、海上を北西方向に飛び去る。
  • B15:10 Q池中心部のヨシ原から浮上、V字飛翔で北西方向に移動、S山尾根越消失
  • C16:00 S山尾根南部付近で発見、尾根に沿って北西に飛翔、見失う。 以上4回の行動は、探餌飛翔かと推測されるが、この行動が繁殖に結びつくことを期待したい。
Q池(Qポンド)の樹木伐採
  • 今日は本当にお疲れ様でした。高木では幹回り32p〜84p、樹高8〜10mの木を10本伐採し、ニセアカシア林では 先々月以来トータル35本ほど伐採したことになります。
  • ニセアカシア林で残っているのは、センダン・ニセアカシアの各1本のみとなりました。(今日切った樹種はニセアカシア9本・センダン1本、最大ニセアカシアは幹回り84pで年輪15〜16年)
  • 今日は電動のこぎりが不調でしたので大変だったと思います。尊延寺の皆さん、ありがとうございました。
  • 低木〜中木はノイバラ・ピラカンサ、そしてトウネズミモチなど多数、伐採していただきました。
  • 幹回り20〜30p、高さ4mのトウネズミモチだけで10本以上、とげが多く多数枝分かれしているノイバラ株はカウントできませんでしたが、多数伐採していただきました。
  • おかげさまで広いグランドが2面(両ゲランドの仕切りは伐採・玉伐りした枝の山)できました。 大阪支部の皆さん、ありがとうございました。
  • 伐採中にもチュウヒが何回か飛び、1回は伐採地上空を偵察していきました。 今後が楽しみです。
ボランティアの皆さん

2011年12月9日(金)の調査と作業の報告 (作業場所 報告書

鳥類調査の特記事項

11月の調査で、今日はもうチュウヒとの出会いがないとあきらめていた。調査終了 直前に、目の前でV字飛翔するチュウヒを発見し胸をなで下ろした。

  • チュウヒが1羽出現した。(16:05)Lポンド北側で発見後、南東方向へ飛翔消失。
  • チュウヒ以外の猛禽類はミサゴ(7)、トビ(1)、ノスリ(1)、オオタカ(1)、 ハヤブサ(1)チョウゲンボウ(2)の6種を確認した。
  • Z池でホオジロガモの♂1と♀1を確認。また、タゲリ25羽の越冬個体群を確認した。
Q池(Qポンド)の樹木伐採
  • 2011年12月9日(金)13:20〜16:00 晴 作業参加者 9名
  • 伐採樹:センダンの大木1本(樹齢約28年、幹周り112p)とニセアカシア23本、のほか林床のノイバラを多数伐採した。

2011年11月11日(金)の調査と作業の報告 (作業場所 報告書

鳥類調査の特記事項
  • チュウヒ(♀)1羽が出現した。5月31日の調査で確認して以来5ヶ月ぶりになる。6月7日に出現したとの情報もある。
  • @9:20 事務所付近で発見。J→K→L→P→Oポンドの方向へ探餌飛翔。
  • A10:44 Z池付近で発見。Y→W→Sポンドを探餌飛翔。
  • チュウヒ以外の猛禽類の出現状況
  • ミサゴ(5)、トビ(1)、ハイタカ(1)、ノスリ(1)、ハヤブサ(3)、チョウゲンボウ(2)
Q池(Qポンド)の樹木伐採
  • 2011年11月11日(金)13:00〜16:00小雨
  • 作業参加者12名
  • 伐採樹 ナンキンハゼ、トウネズミモチ、アカメガシワ、クスノキ、ニセアカシア、ピラカンサ、ノイバラなど8本、ノイバラとピラカンサは多数伐採した。

2011年10月12日(水)の調査と作業の報告 (報告書

鳥類調査の特記事項
  • 9:20〜12:00調査者8名
Q池(Qポンド)の樹木伐採
  • 13:00〜16:30 
  • 作業者 13名
  • 伐採樹木:ワシントンヤシモドキ、ナンキンハゼ、センダン、トウネズミ、モチ、ノイバラなど。

堺第7−3区プロジェクトチーム  担当 清水 俊雄

フォーラムパンフレットフォーラム発表内容堺7-3区の鳥たち