リーダー集会in堺第7−3区「草原まつり」 2015.11.29(日)の報告

写真はクリックすると拡大してご覧になれます。(撮影:平・橋本・西野)

開催趣旨と参加者

  • "草原まつり"はNPO法人共生の森と日本野鳥の会大阪支部との共催でしたが、大阪支部の大きな役割はバードウォッチングの指導で、オギの移植は共同で行い、凧の作成&凧揚げ等のお遊びの部分は共生の森さんが主体に行うという役割分担でした。
  • 大阪支部グループはリーダー集会参加者上村支部長以下27名(約半数の方が7−3区が初めて)に、オギとススキの穂でフクロウの作成を指導される中山圭子先生を含め28名。
  • 共生の森グループは大人23名、子供21名計44名の応募者とNPOスタッフ10名合わせて54名総合計82名の参加となりました。

リーダー集会

  • 雨を心配しましたが、幸い晴天で気温も上がって暖かくなり、順調にスケジュールも消化出来ました。 大阪支部グループは共生の森グループより一足先にスタートし、7−3区の事務所で田中課長補佐から7−3区の生い立ちについて説明を受けた後、Tポンド、XポンドをへてZポンドで野鳥観察を続けながら共生の森グループの到着を待ちました。

バードウォッチング指導

  • 共生の森のバスが到着後、応募で参加された皆さんに上村支部長が挨拶され、西野幹事から7−3区で観察される野鳥の写真のシートが配られいよいよバードウォッチングの開始です。
  • カモ類ではホシハジロ、ハシビロガモ、マガモ、コガモ等、ハジロカイツブリ、猛禽類ではミサゴ(電柱の上で魚を食べている個体も観察されました)、ノスリを観察し、昼食場所へ移動しようとしかかった時にチュウヒが現れ、しかも2羽も観察出来たものですから大いに盛り上がりました。

感想

  • 昼食後、全員でオギの移植を行い、その後共生の森グループは凧の作成と凧揚げ、竹の笛つくり、リースの作成、オギとススキの穂でフクロウ作り等に挑戦して楽しまれました。
  • 大阪支部グループではリーダー集会の一部として、チュウヒの繁殖にとって大切なQポンド内に入り、どんなところか視察しました。その後、共生の森グループが居るところに戻り、清水幹事からチュウヒの繁殖について説明を受け、質疑応答しリーダー集会を終了しました。
  • 最後に共生の森グループと合流し、橋本副支部長から閉会の挨拶をして頂いた後、ミニ野鳥図鑑等を配布して探鳥会への参加を呼び掛けました。
  • 定員40名のところ58名の応募者があり、44名に参加者を増やしたようです。
  • 天気もよし、チュウヒも現れ、参加者はみなさんいろんな体験が出来て喜んでおられたので、大成功だったのではないでしょうか。
  • 子供さんが22名参加されていたので、バードウォッチングへお誘いする良いチャンスとなり、将来の会員確保に向けて有効な手段となりそうなので、来年以降も共生の森さんと一緒に開催を続行すべきだと思いました。
  • リーダー集会に参加のみなさまご協力有難うございました。また、7−3区PTのみなさま準備活動ご苦労さまでした。

◎堺第7−3区プロジェクトチーム(PT)の取り組み

  • 現在メンバーは12名で、チュウヒが生息・繁殖出来る湿地・草原環境(生態系)の保全と調査活動を行っています。
  • 開発などにより繁殖が阻害され、しばらく中断している7−3区での繁殖を促すために「カムバックチュウヒプロジェクト」として、樹木を伐採したり、毎年大阪府の植樹にも意見を出しています。
  • また、チュウヒ繁殖エリアを守るために、チュウヒラインという線引きをして、内側に植樹しないよう他団体にも協力をおねがいしており、他団体との連携を強めるためオギの移植などをスタートさせました。
  • そして、多くの市民への広報とご理解を得るために、今回共生の森さんと共催で”草原祭り”を実施した次第です。  (企画G松岡)