鉢ヶ峯定例探鳥会の報告:平成29年(2017年)度

2018/03/04(日)/天候:晴/参加者37名/観察種数37種/鳥合わせ

今回は鉢ヶ峯で探鳥会を始めて25年目に当たる記念すべき探鳥会。

参加者も37名とこれまでに無い盛況ぶり。

野鳥の数も、鳥合せの後に出現したトラツグミを含めて37種だった。

堺自然ふれあいの森で、当探鳥会では初記録のキクイタダキに出会えた。

昨冬まで見られたカシラダカ(IUCNレッドリスト、絶滅危惧Ⅱ類)は、この冬は確認できなかった。

参加リーダー:清水、常石、中辻、横島(報告)

2018/02/04(日)/天候:晴時々曇/参加者21名/観察種数30種/鳥合わせ

暖かい日差しと、雪混じりの寒風のなかスタート。

法道寺裏の上池でオシドリの群れを観察。

ツグミが集まる集落を通り抜け農耕地へ。ケリやホオジロ、カワラヒワの群れが田んぼ跡から飛び立つのが見られた。

白樫池でハシビロガモを観察、内河池は強風のためパスし、尾根道から第2豊田川に下りる。

小枝で休むキセキレイを心ゆくまで観察。コゲラやメジロ、ヤマガラなどカラ類も見られ、数少ないながらも参加者一同、納得。

参加リーダー:清水、常石、塚田、中辻、横島(報告)

2018/01/07(日)/天候:晴/参加者33名/観察種数37種/鳥合わせ

早朝、池に氷が張るほど冷え込んだものの、その後暖かくなり晴天に恵まれた。

農耕地でタヒバリの群れを観察、内河池ではオシドリのほか、ヨシガモやコガモなどの群れも観察。

今日のハイライトはチョウゲンボウ。

待ち合わせの場所のほか数カ所で出現、内河池周辺では2羽のディスプレイ飛翔も見られた。

参加リーダー:清水、常石、塚田、横島(報告)

2017/12/03(日)/天候:晴/参加者25名/観察種数29種/鳥合わせ

春日和の良い天気で、そのためか冬鳥の出現が今ひとつだった。

法道寺裏の池に来ると、突然オシドリの群れが飛び立ち上空を飛んだ。

集落内のスモモの木にエナガ、メジロ、シジュウカラの混群が飛来。

農耕地ではケリのほかホオジロの姿も。

内河池ではオシドリ、ヒドリガモ2種以外にカモは観察されなかった。

参加リーダー:清水、中辻、常石、塚田、横島(報告)

2017/11/05(日)/天候:晴/参加者34名/観察種数36種/鳥合わせ

現地集合場所の近くで水飲みに来たと思われるアトリ数羽に出会う。

そばにヤマガラの姿も。

稲刈り後の田んぼにケリ数羽が集まって来ていた。

既にノビタキの姿はなく、ホオジロがよく目に付いた。

内河池にはエクリプス交じりのヨシガモほか、数種類のカモが飛来していた。

午後、農耕地で頭上をハイタカが旋回し、今日一番の見所だった。

参加リーダー:清水、中辻、常石、三枝、横島(報告)

2017/10/01(日)/天候:晴/参加者34名/観察種数32種/鳥合わせ

タカ日和。

開始早々、サシバの渡りを観察。春に続いてである。

その後、コスモス館に着くまでに4回も、サシバを中心に4種類およそ70羽のタカを観察した。

そのほかコスモス館では上空をハヤブサが、サシバさながらに旋回して通過。

チョウゲンボウも出現した。

農耕地では、モズが高鳴きを繰り返し、あぜ道の草むらには旅鳥のノビタキの姿もみられた。

参加リーダー:清水、常石、塚田、横島(報告)

2017/09/03(日)/天候:晴/参加者25名/観察種数29種/鳥合わせ

早くも秋風が吹き始めた里山。

スタート早々に、上空をミサゴが旋回。

農耕地では、昨年多かったコシアカツバメの姿は見られず。

上空でオオタカとハイタカらしい2種類のタカが、モビング。

また白樫池では、カイツブリの親がヒナに給餌するところと、親が既に生長した若鳥と子別れするところが同時に見られた。

参加リーダー:清水、常石、塚田、横島(報告)

2017/07/02(日)/天候:晴/参加者21名/観察種数29種/鳥合わせ

この夏一番の暑い日。 集合場所のごみ拾いをした後、スタート。休憩場所のコスモス館では、遠くにチョウゲンボウが姿を現し上空を旋回。

田植え後の農地では野鳥の姿はあまり見えないものの、セッカやホオジロ、ヒバリのさえずりが良く聞こえてきた。

午前と午後の2回、全員で手分けをし、観察路の草刈りをした。

慣れない作業で、ネザサを刈るところを、キンランを刈り取ってしまったのにはがっかり。

草刈りはデリケートな作業なのである。

参加リーダー:清水、中辻、塚田、三枝、横島(報告)

2017/06/04(日)/天候:晴/参加者27名/観察種数25種/鳥合わせ

夏のさわやかな晴天下、ウグイスやホトトギスの鳴き声が響き渡る。

水を張ったばかりの田植え前の田んぼには、アオサギやカルガモが集まってきていた。

ケリの姿も見え隠れ。

側溝付近で水浴びをしていた不思議なカラスの正体は?

農耕地の白樫池では、今年繁殖したカイツブリの子が親から給餌を受けていた。その横では巣作りをする成鳥も見られた。

参加リーダー:清水、中辻、常石、三枝、横島(報告)

2017/05/07(日)/天候:晴/参加者32名/観察種数27種/鳥合わせ

法道寺境内でイソヒヨドリ♂を観察。最近イソヒヨドリが街中でも良く見られるようになった。

農耕地に来るとケリがけたたましく鳴いた。よく見るとそばにヒナ1羽がいた。

縁を流れる水路ではセグロセキレイのヒナが採餌中。

遠くからはアオバトの鳴き声や、オオタカがカラスと争う姿も見られた。

新緑の森からは、ウグイスのさえずりが絶えず聞こえてきた。

参加リーダー:清水、中辻、常石、三枝、横島(報告)

2017/04/02(日)/天候:晴/参加者28名/観察種数34種/鳥合わせ

今回の探鳥会は、これまでの悪天候を一掃するかのように、快晴に恵まれた。

出発間際に、上空をサシバ数羽が舞いながら渡って行くのが見られた。

農耕地では群れで旋回するノスリや、チョウゲンボウも出現。

畑ではヒバリがさえずり、ケリのほか久しぶりにキジのつがいが見られた。

尾根道へ上がる途中の森では、コナラの新芽を食べるウソを発見。

春の陽気の中、緊張の連続の1日でもあった。

参加リーダー:清水、中辻、塚田、横島(報告)